↑カーブにある樽
↑カーブに保管されているワイン
↑ワイン畑
↑葡萄の栽培されている畑
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第1回目は、定番のボルドーワイン。
ボルドーは初心者から上級者まで飲まれるワイン。しかし味的には、玄人好み。
ブルゴニューに比べれば安い割りにおいしいのは飲めると思うが、飲み頃が難しく、また、掘り出し物も知っていないといけない。以前は10年、20年以上寝
かせる上での味で作っていたが、今は、4年くらいでピークはむかえてなくてもおいしく飲めるものもたくさんあります。世界中でボルドータイプのワインは作
られていて、ワインの基本なのかもしれません。
あわせる食べ物としては、やっぱ牛肉でしょう。鴨なんかも選べばいけます。ポイヤック産の子羊も最高でしょうでしょ。しかし、日本食にはちょっと天敵で
す。でも、仙台牛塩タンや子羊のたたき風にはうでしょう。
基本的に3つの葡萄から作られています。この特徴がわかるとボルドーワインは面白くなり、味も分析できるようになります。しかし、これはボルドー産の特
徴なので違う地域や、他国では同じ葡萄でも違う特徴を見せます。
1.カベルネソルベニオン
長期熟成タイプで、酸味とタンニン(渋み)が豊富。ポリフェノールによるワインの健康効果が一番効果高い品
種。ベリー系(イチゴとかブルーベリーとかフランボワーズとか)の香りがする。
2.メルロー
これも長期熟成が可能なタイプ。酸味はやわらかく、獣臭(麝香鹿、なめし皮とか)がする。こう書くと倦厭するかもしれないがこっちのほ
うが、ワインに慣れてない人にとってうまいと感じる味が多い。
3.カベルネフラン
これも長期熟成がまあ可能だが、上の二つに比べれば難しい。粒はカベルネソルベニオンよりも大きく、良くないボルドーに
はこの割合が多い気がする。タンニンと酸味は比較的少ない。しかし、シュバルブラン(サンテミリオンプレミエグランクリュー、5万円位す
る)等にとって主要品種といっていいくらい、重要な品種。
地域によってこの三つの割合ががらりと変わります。一般的に地図で
見るとボルドー市の左側がカベルネソルベニオンの割合が多く、右はメルローやカベルネフランの割合が多くなります。
わかりやすくいうと右側が酸味のあるワインが多く、左はまろやかなワインが多いです。
次回はもう少し掘り下げて、地域について説明します。
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