今回は奥が深いボルドーワインの地域について書きたいと思きます。
このほかにも、高価なワインを生産している地域もあるが他のワインはクオリティが良くな
い。掘り出し物も見つかる可能性
も大きいが、値段の安い理由になっているのであえて書きません。
初めから多く書きすぎると、ワインを知ってもらいたい人々に倦厭されるので簡単に書きま
す。
1 ボルドーの北側の村々。電車で行くときはボルドー駅からローカル線で行きます。確か行
き先はポイヤックだと思いました。かなり田舎なので注意!タク
シーは2,3台しかないようです。
マルゴー…マルゴーはマルゴー村とそれの周辺の3つの村で、作られたものをさします。か
なりどっしりしています。ここの有名なワインはなんといっても
シャトーマルゴー。ここは、白ワインも作ってます。セカンドも有名で値段は年によって違いますが、5000円くらいで買えるものも見つかります。(シャ
トーマルゴーは3万円位する)シャトーパルメも有名です。ここの城は美しく、僕はカメラのカバーを落としたところです。ひろいに行ったら石が白かったので
助かりました。両方とも見学可能です。
サンジュリアン…ここのワインは香りがとても豊かでどっしりしてますがわりかし飲みやす
いです。ここの有名なのはベイシュベール。船の絵が書いてます。
ここのセカンドも同じような絵が書いてあってラミラル・ドゥ・ベイシュベール
といいます。年にもよりますが大体3500円程度です。なぜか、値段にそんなに開きはない。しかし古くなれば、どんと値段の差が開き、高級ワインの仲間入
りをします。
ポイヤック…ほとんどメドックの格付けの第一級がここに集まっています。すべてにおいて
他の地域よりすべての要素で勝っていることが多い。有名なのは、
ラ・トゥール、ムートンロッチルド、ラフィットロッチルド、グラン・プュイ・ラコスト、ピション・(ロングウエールコンテス)・ラランド(()を省けば簡
単に覚えれます)、ランシュ・バッシュ等です。このほかにもありますが、とりあえずこれらのシャトーはここを代表する質を確実に持ってます。掘り出し物と
したら、それぞれのセカンド(レフォールドゥラトゥール、プチムートン、キャルードゥラフィットロートシルト、ラコストゥボワー、レゼルヴェードゥラコン
テス、オーバージュアベロー)です。中には2000円以下のも見つかるものもあります。ここのワインではありませんがムートンかラフィットが作っているサ
ガという赤と白は1500円で買えます。しかし、これらのシャトーは一般的に高級でセカンドでも5000円超えるのも普通です。ここには、ホテルが2,3
件あり、インフォメーションもあり田舎ですがここら辺では一番の都です。
サンテステーフ…一番北にあり、有名なのは、カロンセギュ−ルとコスデストゥネルです。
ここの良いワインは寝かせないと真価が出ません。新しいうちに飲
んではいけません。カロンはハートマークがラベルに書かれていて、有名で、有名税もたいてい店で売っているときはついてます。安ければ3500円くらいで
買えますが、そんなことは稀です。カロンはセカンドワインがなく、コスはレパゴデ・ド・コスです。
2 ぺサックレオニヤン ここはボルドー市からわりと近くで、バスでいけます。ここは赤だ
けでなく白も作られています。白の品種はソルベニオンブランとセ
ミヨンです。ここでの有名ワインはオーブリオンでしょう。ここも白を作っています。
ソルベニオンブラン…若いうちは酸味が鋭く、長期熟成も可能。寝かせれば酸味は生きてい
ますが、まろやかになります。
セミヨン…蜂蜜のような香りがし、酸味は少しありますが、ほとんど甘さを出すため完熟さ
せますので、味も蜂蜜になります。また、貴腐ワイン(葡萄に灰色
カビを生やせて乾燥状態にする製法)では、とても重要な品種。
3 ソーテルヌ…ボルドーから汽車でランゴンまで行き、そこからタクシーで行く。貴腐ワイ
ンの有名なところで、ほとんど甘口ワインを生産している。ソーテ
ルヌ村とその周辺4つの村で生産されている。有名なのはシャトーディケム。若いうちは青みのような金色、年をとると赤くなっていきます。若いうちは甘さだ
けでなく、酸味もひそかに感じます。安くて38000円くらいしますね。シャトーギロも有名、ここは一部辛口ワインを作っていて、昔はどこのモノプリ
(ちょっと高級感あるスーパー)でも買えたのですが今は一部のモノプリでしか買えません。値段は1000円くらい。
4 セロン、サンクロワデュモン、ルピアック、カディヤックは甘口ワインが600円から買
えてお買い得地域です。ソーテルヌは複雑みがあり最高ですが
3000円以上し、ただ甘いワインが必要なとき困ります。甘いワインは、ブルーチーズやファグラと良く合います。また僕は、みりんの代わりに使います。魚
卵に相性の悪いワインですが、これでいくらを作ったら悪くなかったです。甘口ワインは安い地域でも辛口より葡萄が必要です。なかなか日本では安く買えませ
ん。
今日は長いのでここまでにします。これでも端おったつもりですが、ボルドーは奥が深いですね。
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